日本画が完成するまで
【下絵】
ラフ絵でざっくりしたイメージを共有します
このラフ絵をベースにイメージを追加していくので大体の場合この通りには完成しません
モチーフとなる生体のポージングを確定させてデッサンを取ります
【草稿】
完成図となる本下絵を制作します
この時点で構図や配置を全て確定させます
当初のイメージからガラッと変わり、シンプルかつ主張がしっかりしたこちらのイメージを採用しました
【骨描き】(こつがき)
和紙を礬水引き(滲み止め)して水張りし、胡粉をベースに塗ったパネルへ転写
具墨で線を引いていきます
薄墨で陰影をつけていきます
テキスタイル部を胡粉で盛り上げていきます
【水干絵具】
メインになるカラーを乗せていきます
水干絵具・・・天然の土・胡粉等に染料を染め付けた微粒子の顔料
【岩絵具】白〜11(細かめの粒子)
絵に深みを加えるため岩絵具を乗せていきます
【岩絵具】10〜8(細かめの粒子)
絵にさらに深みと厚みを加えるため岩絵具を乗せていきます
細かいピグメント(黄)の綺麗な発色もこちらの岩絵具です
岩絵具・・・主に鉱石を砕いてつくられた粒子状の絵具で粒子の荒さによって色の発色が変わる
テキスタイル部に色を乗せる
凹凸がしっかり欲しい部分なので主に岩絵具で彩色しました
細かい部分の描き込みを行い完成です
分割パネルにしたので こういった展示方法もできる仕様になっております
気分で変えたり、模様替えでスペースに変化があった場合などに対応できます
こちらの絵は 東京の阿佐ヶ谷にある爬虫類屋さん
LUCK UP Reptiles 様へ納めさせていただきました
この度はオーダー誠にありがとうございました
LUCK UP Reptiles
東京都杉並区阿佐谷北3-13-13内田ビル1F
https://luckup-rep.com
営業時間等はこちらよりご確認ください